この神社は小さな川が流れる森の中にあるので湿気が多く、冬は寒いので当然ながらこの神社に奉納された絵馬は痛みが激しい。額は湿気のために緑化していて、下の額の奉納者の名前はほとんど見えません。伊勢神宮の内宮と下宮、画面の右の社から出て来た白衣の神官、左の川では川の水で口をゆすいで禊（みそぎ）をしている人物など百耕の真骨頂は遠近両方の視点で詳細に生き生きと、空気感まで描く事です。